361_塩半分|味十分

忘れてましたが、 私がデザインした広告が『きょうの料理 ビギナーズ』の5月号の
表2( 表紙の裏側 ) に載っています。
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この商品は『塩半分味十分』という名前の醤油なんですが、 商品名のとおり塩分は
50%カットしているにもかかわらず、普通の濃口醤油同等の塩味と深い味わいを
実現した新しい減塩醤油 ( 正確には「しょうゆ風減塩調味料」) です。
私はすでに普段使い ( 不断使い ) しています。美味しいです。是非一度ご賞味を!

【付記】
この仕事はデザインコンペで始まりました。
広告代理店のNさんからお話をいただいて、まずはネーミングから。 プレゼンした案が採用されたことで
ラベルデザイン〜上掲の広告デザインへ と仕事がつながったものです。
デザインしたのは私 ( ネーミングとグラフィック全般担当 ) とルームメイト ( 広告のコピーライト担当 ) で
すが、Nさんのご尽力 ( ディレクション ) のお蔭で すべてが形になりました。ありがとうございました。


ログとして以下にネーミングラベルデザイン広告デザインを考えた際のコンセプトを載せておきます。
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まずネーミングを考える上で軸としたのは・・・・・・ ❶語 意(意味)
                          ❷字 面(見え掛かり)
                          ❸語 感(読み・音感)・・・・・の3要素です。
「❶語 意」的には、「塩半分 味十分」で「塩分は半分(50%カット)…なのに、本当においしい!」と
          いうことが端的に直截に伝わるようにと考えました。
「❷字 面」的には、「塩半分」と「味十分」を同じ3文字の対語にすることで、対比・対照がハッキリする
          ようにしました。
          また「1/2」という分数表記を組み合わせることで、「❶語 意」が視覚的・直感的にも
          伝わるようにしました。
「❸語 感」的には、「半分」と「十分」と語呂を合わせ、「分」で尾韻を踏むことでリズムを持たせ、印象
          に残り、簡明で憶えやすいネーミングとしました。

次に、ネーミングをグラフィック化する上での主要件は ❶書 体(フォント)
                          ❷レイアウト(バランス)
                          ❸カラースキーム(色彩計画)・・・・の3点。
「❶書 体」的には、ネーミングで遊んでいる分、書体は極めてオーソドックス&オーセンティックであり
          歴史が完成度を高めてきた「明朝体」を基本とし、遊ばないことにしました。
          そうすることで、真面目に真摯に実直に誠実に自信と自負をもって醤油を造っている
          というイメージも伝わると考えました。
          註1:このネーミング案に関しては明朝体以外の書体はないと考えています。
「❷レイアウト」は、「1/2」という分数表記との組み合わせ上、横組みを基本とし、
          「塩半分」と「味十分」の二行表記の行間に、分数の横棒 ( 括線=ヴィンキュラム ) を
          延ばすことで、 横組みであること(横に読むこと)が明確になるようにしました。
          また、「1/2」の表記を大きくすることで注視性を高めることも狙いとしました。
          註2:上述のレイアウト上の工夫は、 書体を正体 ( せいたい ) のまま表記することを
             前提としたものであり、平体や長体、斜体等は措定も想定もしていません。
「❸カラー」的には、減塩系の商品は健康を意識してかグリーン系のカラーリングが一般的のようですが、
          当該案では「しょうゆ」感を強める意味で敢えてバックの基調色を「むらさき」に、
          また、グラデーションを加え、華やぎ(≒旨味)も感じられるようにしました。
          それはまた、商品名を白抜きでシンプル&ストレートに表記してもちゃんと立つよう
          にと考えたカラーリングでもあります。
          全体的に落ち着き過ぎないよう朱の落款をアクセントカラーとして配しています。

そして、雑誌広告案>キャッチコピー:味には頑固。だけど、体にやさしいしょうゆ。
         ・メインターゲットである主婦目線を意識した広告案です。
         ・「コットン&リネン」のようなナチュラル系のビジュアルで、健康に配慮した商品
          であることが伝わるようにしました。
         ・夫や子どもの健康を考えつつ味はちゃんとした ( 口福感のある ) 料理をめざす主婦
          に、本商品がピッタリであることを訴求しようとした案です。
         (・コピーをもっと情報量を多く「読ませる広告」にすることも考えられますが、
                              まずはポイント訴求、という案です。)
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by earth_index | 2011-05-11 00:00