197a_コバルト・バイオレット・ピンク
2010年 10月 27日
昨夜ケータイに「コバルトバイオレットピンク
が入りました」という電話が入りました。
はじめ、なんのことかサッパリ分からず「新手
の営業?」とか思ったんですが、よく聞けば、
銀座の『月光荘画材店』という店からでした。
もう1年以上前に注文した油絵の具が、やっと
店に入ったとのことで・・・その絵の具に待ち
ぼうけを食わされたまま死んじゃった画家さえ
いるんじゃないか... と思ってしまいました。
と、話がよく見えない人もいらっしゃると思い
ますが、この「コバルトバイオレットピンク」
という絵の具は、「月光荘ピンク」と呼ばれ、
1971年の世界絵の具コンクールで1位を受賞、
ル・モンド紙に「フランス以外の国で生まれた奇跡」と評価された由緒正しき(?)
絵の具なのでした。
月光荘画材店の創業者 ( 先代・故 橋本兵藏 氏 ) は、創業当時 ( 大正初期 )、画材と
言ったらフランスからの輸入に頼るしかなく、発注したものが届くまで船便で最短
でも2ヵ月くらいかかるという状況をなんとかしたい... と考えたらしいのですが、
その「2ヵ月」が、現代の日本で「1年以上」というのはいかがなものか、と。
ま、それだけ油絵の具というものの需要が激減したということなんでしょうが。
が入りました」という電話が入りました。
はじめ、なんのことかサッパリ分からず「新手
の営業?」とか思ったんですが、よく聞けば、
銀座の『月光荘画材店』という店からでした。
もう1年以上前に注文した油絵の具が、やっと
店に入ったとのことで・・・その絵の具に待ち
ぼうけを食わされたまま死んじゃった画家さえ
いるんじゃないか... と思ってしまいました。
と、話がよく見えない人もいらっしゃると思い
ますが、この「コバルトバイオレットピンク」
という絵の具は、「月光荘ピンク」と呼ばれ、
1971年の世界絵の具コンクールで1位を受賞、
ル・モンド紙に「フランス以外の国で生まれた奇跡」と評価された由緒正しき(?)
絵の具なのでした。
月光荘画材店の創業者 ( 先代・故 橋本兵藏 氏 ) は、創業当時 ( 大正初期 )、画材と
言ったらフランスからの輸入に頼るしかなく、発注したものが届くまで船便で最短
でも2ヵ月くらいかかるという状況をなんとかしたい... と考えたらしいのですが、
その「2ヵ月」が、現代の日本で「1年以上」というのはいかがなものか、と。
ま、それだけ油絵の具というものの需要が激減したということなんでしょうが。
by earth_index
| 2010-10-27 00:00